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膝の離断性骨軟骨炎child medicine page No.16

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膝の離断性骨軟骨炎

膝関節を構成する大腿骨や膝蓋骨の関節軟骨及びその下層の骨(軟骨下骨)の一部が徐々に損壊し部分的に離断する障害です。
膝関節を構成する骨の骨端線が閉鎖する前の成長期に起こり、男子に好発します。
発症部位は大腿骨内顆(膝の内くるぶし)に起こるものが最も多く、その他に大腿骨外顆(膝の外くるぶし)、膝蓋骨の関節面、大腿骨の膝蓋骨関節面、脛骨関節面などでも起こることがあります。
発生原因としては、スポーツなどによる衝撃で起こるもの、外傷をきっかけに起こるもの、それらとは何ら関係なく起こるものがあります。そのメカニズムも詳細はいまだに解明されていません。ただし、傾向としてスポーツや外傷によるものでは、単発的に発症するものがほとんどですが、全く原因のないものでは、他の関節(肩関節、肘関節、足関節など)にも多発的に起こる傾向があり、この場合は先天的、代謝性、内分泌異常など他の内的原因が疑われます。

症状

初めは膝関節の腫脹、熱感、 疼痛が起こりますが、外観からは単純な膝の関節炎と区別することは困難です。単純X線検査でも発症初期は異常がみられないことが多いようです。
病状が進行すると、膝関節に引っ掛かる感じや歩行時の膝くずれ現象が起こります。この頃にはX線でも変化を見ることができます。さらに、離断した軟骨が関節内に嵌入すると、膝関節がロックされて曲げ伸ばしができなくなる症状(ロッキング現象)が起こります。
膝蓋大腿関節(いわゆる膝のお皿の骨と大腿骨の間の関節)に生じた場合は、膝蓋大腿関節に嵌頓症状や疼痛、膝崩れなどの症状が現れます。

膝の骨格〜X線画像
大腿骨内顆の離断性骨軟骨炎略図

治療と予後

離断した軟骨片に本体との連続性が認められれば、安静固定による保存療法で改善する場合が多いです。ただし、3ヶ月以上の経過で癒合の具合が悪ければ、整形外科により癒合を促進する手術(drilling)を行います。
完全に離断している場合は、整形外科の手術により固定をします。また、離断した軟骨片が小さいものや変性してしまったものは摘出されます。
予後は、骨端線閉鎖以前の若い時期で、尚且つ離断による関節欠損の面積が小さい、もしくは癒合状況が良好で関節面の形状がほぼ正常に近い状態であれば良好のようです。逆に、骨端線閉鎖以降に発見されたものや離断による関節欠損面積の大きなものは、将来的に変形性関節症を生じます。


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